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不整脈源性右室心筋症とは?|イプシロン波が特徴的な心電図波形変化?波形のポイントなどを解説

不整脈源性右室心筋症とは?|イプシロン波が特徴的な心電図波形変化?波形のポイントなどを解説

イプシロン波とは?

イプシロン波とはV1~V3誘導のQRS波の後に出現する小振幅波形で、不整脈源性右心室心筋症(ARVC)の特徴的波形変化(ARVCを発症している患者の約30%に認められる)とされている波形です。

イプシロン波の存在は心室頻拍に関連する右室内の伝導遅延を示めしていると言われており、ARVC以外の疾患では心筋梗塞、肺高血圧症、サルコイドーシスなどでも認められることがわかっています。

1978年頃Fontainerらによって報告されましたが、当時WPW症候群の典型的な波形変化がδ(デルタ)波と命名されていたので、ギリシャ語のアルファベット順で次にあたるε(イプシロン)波と命名されました。

不整脈源性右室心筋症とは?

不整脈源性右室心筋症とは若年者の突然死の原因ともなる疾患の1つです。

 arrhythmogenic (不整脈原性)、right (右)、ventricular (室)、cardiomyopathy (心筋症)の頭文字をとってARVCとも呼ばれています。

心筋が脂肪組織に置換されることで、心拡大や心機能低下を引き起こし心室頻拍心室細動などの致死的不整脈や心不全が問題となる進行性の心筋症です。

発症頻度は5000人に1に程度とされており、30歳前後での発症が多いと言われています。

不整脈源性右室心筋症の症状

  • 動悸
  • 息切れ
  • 疲労感
  • 下肢の浮腫
  • めまい、ふらつき
  • 失神など

不整脈源性右室心筋症の波形のポイント

画像引用:https://med.toaeiyo.co.jp/contents/cardio-terms/test-exam-diagnosis/4-27.html

不整脈源性右室心筋症の治療方法

治療は不整脈と心不全に対する治療が中心として行われます。

持続性心室頻拍や心室細動など不整脈が出現する場合には薬物療法、植込み型除細動(ICD)、カテーテルアブレーション治療などが考慮されます。

心不全に対しては薬物療法がが行われますが、内科的治療に反応しない場合は心臓移植や人工心臓植え込みの適応となります。

アイコンキャッチ画像:Benzoix – jp.freepik.com によって作成された background 写真

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