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AHA分類とは?|冠動脈を番号で分類できる⁉冠動脈の解剖生理から狭窄度まで徹底解説!

AHA分類とは?|冠動脈を番号で分類できる⁉冠動脈の解剖生理から狭窄度まで徹底解説!

冠動脈の解剖生理

心臓の解剖
画像引用:https://pharma-navi.bayer.jp/adalat/pharmacist/basic/01/t03

冠動脈とは心臓に酸素やエネルギーを供給するための血管です。

大動脈の基部にある少し膨らんだ部分をバルサルバ洞といい、その左右には冠動脈がつながっています。それぞれ左側につながっているのを左冠動脈、右側につながっているのを右冠動脈といいます。

さらに左冠動脈は途中で2つに分かれており、前下行枝や回旋枝が左心室や左心房に血液を送っています。

冠動脈を番号で分類(AHA分類)

AHA分類

AHA分類とは?

AHA分類とは右冠動脈(RCA)と左冠動脈(LCA)の2本の血管の各部位を#1~#1の番号で分類したものです。

AHA分類
画像引用:http://med-infom.com/?p=315

右冠動脈(RCA):#1~#4

#1 右冠動脈起始部から鋭縁部までを二等分した近位部
#2 右冠動脈起始部から鋭縁部までを二等分した遠位部
#3 右冠動脈鋭縁部から後下行枝まで
#4 後下行枝(poster descending branch: PD)から房室結節枝(atrioventricular node branch: AVN)が分岐する

左冠動脈(LCA):#5

#5 左主幹部

前下行枝(LAD):#6~#10

#6 左主幹部から左前下行枝の第一中隔枝まで
#7 第一中隔から第二対角枝(#10)まで
#8 第二対角枝から左前下行枝末梢まで
#9 第一対角枝
#10 第二対角枝

左回旋枝(LCX):#11~#15

#11 左主幹部から左回旋枝(鈍角枝まで)
#12 鈍角枝
#13 鈍角枝から後側壁枝まで
#14 後側壁枝
#15 後下行枝

狭窄度のAHA分類

心筋梗塞などにより冠動脈に有意狭窄が疑われる場合に確定診断のために冠動脈造影を行い、通常は75%以上の狭窄を有意狭窄と判定し治療対象となります。

有意狭窄の病変に対してはそのままカテーテル治療へと進みます。

0%狭窄なし
25%25%以下の狭窄
50%25%超から50%以下の狭窄
75%50%超から75%以下の狭窄
90%75%超から90%以下の狭窄
99%90%超から99%以下の狭窄
100%完全狭窄

冠動脈の灌流領域

心臓の灌流部位
画像引用:https://www.tokyo-doctors-community.com/junkankisouron-15/

右冠動脈(RCA) :右心室、左心室下壁、中隔の一部
左前下行枝(LAD):左心室前壁、中隔の一部
左回旋枝(LCX) :左心室後壁、左心室側壁

心臓は左室が収縮することで全身に血液を送るため左室収縮力が非常に大切です。そのため左冠動脈(LCA)の支配領域は大切になりますが、その中でも左室の半分以上を占める左前下行枝(LAD)は最も大切になります。

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