頻脈

AF(心房細動)の心電図の特徴とは?

AF(心房細動)とは心房の不規則な興奮が、房室結節に無秩序に伝わることで起こる不整脈。4人に1人がAF(心房細動)になると言われており、よく観察される不整脈です。f(fibrellation)波と呼ばれる不規則な基線があらわれるのが特徴です。またRR間隔が不規則なことから絶対性不整脈とも呼ばれています。
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AFL(心房粗動)の心電図の特徴|通常型と非通常型の違いとは?

心房が激しく興奮することによる生じる不整脈です。三尖弁の周囲を旋回するリエントリーによるものが最も多く(通常型心房粗動と呼ばれる)、心電図ではP波の変わりに鋸歯状の形をしたのF波があらわれます。F波とQRS波の割合が1:1の場合は異常な興奮がすべて心室に伝わり高度な頻脈となるため危険な不整脈です。
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PAC(心房期外収縮)の心電図の特徴や発見時の対応について解説

基本の心周期より早いタイミングで心房から興奮が出現し、心房が収縮する不整脈です。本来は洞結節から興奮が出現しますが、PAC(心房期外収縮)の場合心房内で興奮が出現し、本来のルートから伝わらないためP波の形が異なります。 P波の形状は興奮の出現場所が洞結節から離れるにつれて洞調律時のP波と異なります。
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ブルガダ症候群|Coved型とSaddle back型の違いとは?

ブルガダ症候群とは原因不明の心疾患で、失神や時には突然死につながる不整脈です。働き盛りの男性が夜間に亡くなるポックリ病の原因の1つではないかと疑われています。このサイトでは心電図が苦手な人にもわかりやすい波形の読み方の解説、ブルガダ症候群を見つけた時の対応などを解説していきます。
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房室ブロックの分類と心電図の特徴

房室ブロックとは刺激伝導系の障害のため心房から心室に電気刺激がうまく伝わらなくなる状態です。障害の重症度により、Ⅰ度房室ブロック、Ⅱ度房室ブロック、Ⅲ度房室ブロックに分けられます。さらにⅡ度房室ブロックではウェンケバッハ型、モビッツ型、高度房室ブロックに分けられます。
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脚ブロックの心電図の特徴|2枝、3枝ブロックの違いとは?

本来であれば心室全体に刺激を伝える脚に障害が生まれ、心室への伝導がうまくいかない状態を脚ブロックといいます。脚に障害があることで心室への伝導に時間がかかってしまうため、心電図では幅広いQRS波になるのが特徴です。QRS波の幅が0.12秒以上のものを完全脚ブロックといい、0.12秒未満のものを不完全脚ブロックといいます。
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心筋梗塞における心電図の特徴

心筋梗塞とは冠動脈の動脈硬化が進み、心筋に血液が流れなくなり心筋細胞が壊死した状態です。突然死に至るリスクもあるので迅速な対応が必要になります。このサイトでは心電図が苦手な人にもわかりやすく心筋梗塞の波形の読み方の解説、見つけた時の対応などを解説していきます。
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S1S2S3パターンとは?|心電図の特徴や不定軸について解説

S1、S2、S3パターンとは文字通りⅠ、Ⅱ、Ⅲ誘導でS波がみられる心電図波形になります。健診で健常者に見つかる場合がほとんどで、自覚症状がなければ特に治療を行う必要はありません。異常波形扱いはしませんが右室肥大、肺塞栓、肺気腫、自然気胸などが隠れていることがあります。
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カリウムの電解質異常で起こるの心電図変化の特徴とは?

電解質異常の中で心電図に影響が大きく、日常的に問題となる代表的な電解質としてカリウム、カルシウムが挙げられます。高カリウム血症では心筋の興奮からの回復時間が短くなるため、QT間隔が短縮するとともに、特徴的なテント状T波が出現します。それに対し低カリウム血症ではQT間隔の延長、T波の平坦化、陰性化が出現します。
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カルシウムの電解質異常で起こるの心電図変化の特徴とは?

電解質異常の中で心電図に影響が大きく、日常的に問題となる代表的な電解質としてカリウム(K)、カルシウム(Ca)が挙げられます。高カルシウム血症とは血性カルシウム濃度が11㎎/dlより高い数値の場合を指します。高カルシウム血症は通常、過剰な骨吸収に起因します。
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