頻脈

頻脈

VF(心室細動)|心電図の特徴や発見時の対応について解説!

VF(心室細動)とは心臓の至るところで興奮が生じ、心臓が細かく痙攣している状態。この時心臓は正常な機能を果たすことができなくなっています。そのためVF(心室細動)が起きると同時に心臓からの血流が停止し、数分以内に意識レベルが低下します。また数分以内に洞調律に戻らない場合は死に至る可能性が高いもっとも危険な不整脈です。
頻脈

VT(心室頻拍)|心電図の特徴や発見時の対応について解説!

心室期外収縮(PVC)が3回以上連続して発生し、心拍数が100回/分以上となる頻脈を心室頻拍といいます。突然死に至ることがある危険な不整脈です。持続する時間により持続性心室頻拍(30秒以上)と、非持続性心室頻拍(30秒未満)に分類されます。持続する時間が長くなるほど心臓のポンプ機能は低下し、心拍出量が低下します。
頻脈

PSVT(発作性上室頻拍)|心電図の特徴や発見時の対応とは?

PSVTとは心房と心室の間で電気信号がぐるぐる回り始める興奮旋回(リエントリー)で突然脈が速くなり、しばらく続いた後に急に停止する頻脈です。発作的に起こり、突然停止するところが洞性頻脈とは異なります。自覚症状は突然始まる動悸が多く、息切れや、胸苦の症状もみられます。危険度は低い心電図波形です。
頻脈

WPW症候群の心電図の特徴|A型、B型、C型の違いとは?

WPW症候群とは心臓に刺激伝導経路とは別の副伝導路(ケント束)をもつ先天異常です。WPW症候群は健康上に全く問題を感じておらず、健康診断で実施する心電図検査により初めて発見される事例が多いです。偽性心室頻拍とはWPW症候群とAF(心室細動)が合併した時に生じる不整脈です。VT(心室頻拍)と間違えやすい不整脈です。
頻脈

洞性頻脈とは?|心電図の特徴や原因、発見時について解説!

洞性頻脈とは、心拍数が正常より多い状態のことです。正常な成人の心拍数は60~70回/分前後ですが、交感神経の緊張により洞結節で発生する電気刺激の回数が増えた状態です。100回/分以上の心拍数があり、P、QRS、T波が規則正しくあらわれる場合は洞性頻脈と診断されます。
頻脈

AF(心房細動)の心電図の特徴とは?

AF(心房細動)とは心房の不規則な興奮が、房室結節に無秩序に伝わることで起こる不整脈。4人に1人がAF(心房細動)になると言われており、よく観察される不整脈です。f(fibrellation)波と呼ばれる不規則な基線があらわれるのが特徴です。またRR間隔が不規則なことから絶対性不整脈とも呼ばれています。
頻脈

AFL(心房粗動)の心電図の特徴|通常型と非通常型の違いとは?

心房が激しく興奮することによる生じる不整脈です。三尖弁の周囲を旋回するリエントリーによるものが最も多く(通常型心房粗動と呼ばれる)、心電図ではP波の変わりに鋸歯状の形をしたのF波があらわれます。F波とQRS波の割合が1:1の場合は異常な興奮がすべて心室に伝わり高度な頻脈となるため危険な不整脈です。
頻脈

NSVT(非持続性心室頻拍)とVT(心室頻拍)の違いとは?

心室頻拍が30秒以上持続するか、血行動態が悪化し停止処置を要するものを持続性心室頻拍( Ventricular Tachycardia:VT)と呼びます。それに対し心室頻拍が30秒以内に自然に停止するものを非持続性心室頻拍(Nonsustained Ventricular Tachycardia:NSVT)といいます。
スポンサーリンク