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AF(心房細動)の心電図の特徴とは?

AF(心房細動)とは心房の不規則な興奮が、房室結節に無秩序に伝わることで起こる不整脈。4人に1人がAF(心房細動)になると言われており、よく観察される不整脈です。f(fibrellation)波と呼ばれる不規則な基線があらわれるのが特徴です。またRR間隔が不規則なことから絶対性不整脈とも呼ばれています。
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AFL(心房粗動)の心電図の特徴|通常型と非通常型の違いとは?

心房が激しく興奮することによる生じる不整脈です。三尖弁の周囲を旋回するリエントリーによるものが最も多く(通常型心房粗動と呼ばれる)、心電図ではP波の変わりに鋸歯状の形をしたのF波があらわれます。F波とQRS波の割合が1:1の場合は異常な興奮がすべて心室に伝わり高度な頻脈となるため危険な不整脈です。
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房室ブロックの分類と心電図の特徴

房室ブロックとは刺激伝導系の障害のため心房から心室に電気刺激がうまく伝わらなくなる状態です。障害の重症度により、Ⅰ度房室ブロック、Ⅱ度房室ブロック、Ⅲ度房室ブロックに分けられます。さらにⅡ度房室ブロックではウェンケバッハ型、モビッツ型、高度房室ブロックに分けられます。
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洞不全症候群とは?|ルーベンシュタイン分類と心電図について解説

洞不全症候群とはsick sinus syndrome(シックサイナスシンドローム)の頭文字をとってSSSとも呼ばれ、何らかの洞結節の不調により心拍数が低下する不整脈のことです。ルーベンシュタイン分類に分けるとⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3つのパターンがあり、パターンの違いにより対応が異なります。
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洞性徐脈とは?|心電図の特徴から原因、発見時の対応まで解説!

洞性徐脈とはP波、QRS波、T波が規則正しくあらわれていますが、60回/分以下の心拍数しかなく正常と比べて徐脈な状態をいいます。正常な成人の心拍数は60~70回/分前後ですが、洞結節からの興奮発生が減少することで心拍数が60回/以下になります。基本的には症状がなければ経過観察で問題ありません。
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補充調律|房室接合部調律と心室補充調律の心電図の特徴とは?

本来であれば洞房結節から電気刺激が発生し心臓の収縮が始まります。しかし、洞不全症候群や房室ブロックなどによって心室の興奮を認めない場合、補充するように一定の電気活動が生じる働きを補充調律といいます。一般的には房室接合部調律と心室補充調律の2種類が代表的な補充調律と言われています。
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