心電図

疾患による波形変化

S1Q3T3とは?|肺血栓塞栓症が疑われる心電図の読み方や症状から治療まで徹底解説!

肺血栓塞栓症とは心臓から肺に血液を送り出す血管に血栓が詰まってしまい、重症な場合は突然死につながる危険な疾患となります。肺血栓塞栓症が起きた場合、心電図でも特徴的な波形変化が認められます。この記事では肺血栓塞栓症にみられる心電図波形変化から症状、治療法について解説していきます。
心電図

早期再分極と早期再分極症候群(J波症候群)の違いとは?|J波が起こるメカニズムを徹底解説!

早期再分極症候群とは12誘導心電図でⅡ、Ⅲ、aVF(下壁誘導)とⅠ、aVL、V4~V6(側壁誘導)のうち、2誘導以上で1mm以上のJ波増高とそれに続くST上昇を認めた場合をいいます。欧米の報告では男性に多く、1mm以上のJ波増高が全人口の3~6%、2mmを超えるJ波増高が0.6%認められるといわれています。
虚血性変化

Wellens症候群とは?|胸痛消失後のシグナルを見逃すな!心電図の特徴や治療などを解説!

Wellens症候群(ウェレンス症候群)とは1982年頃にWellensらによって報告された、胸痛を訴える患者の胸痛消失後に特徴的なT波がみられる症候群です。この所見は左前下行枝(LAD)近位部の高度狭窄を示唆するもので、未治療の場合には75%が数週間以内に前壁梗塞に進展するという報告もあります。
心電図とは?

AHA分類とは?|冠動脈を番号で分類できる⁉冠動脈の解剖生理から狭窄度まで徹底解説!

冠動脈とは心臓に酸素やエネルギーを供給するための血管です。AHA分類は右冠動脈(RCA)と左冠動脈(LCA)の2本の血管の各部位を#1~#15の番号で分類したものです。心臓は左室が収縮することで全身に血液を送るため左室収縮力が重要になるため左冠動脈(LCA)の支配領域は大切になります。
心電図

たこつぼ心筋症とは?|心電図の波形のポイントや急性心筋梗塞との鑑別方法まで徹底解説!

たこつぼ心筋症とは強い精神的・肉体的ストレスの後に動悸や呼吸困難、嘔気といった狭心症や心筋梗塞とよく似た症状で発症する病気です。特徴的な波形変化として前胸部誘導におけるST上昇、巨大陰性T波があげられます。たこつぼ心筋症と急性心筋梗塞はいずれもST上昇を認めるため確定診断のためには心臓カテーテル検査が必要になります。
心電図

危険なST低下の形とは?|上行型、下行型、水平型、盆状型のST低下の違いについて解説

心電図においてST変化は心室筋の状態を読み解くカギとなります。主に狭心症発作時の虚血性変化として多くみられる波形変化です。水平型、下行型のST低下では虚血性心疾患を疑う必要があります。上行型は大きな異常が隠れていることは少なく、盆状型はジギタリス中毒にみられる特徴的な波形変化です。
心電図

異所性心房調律と移動性ペースメーカーの違いとは?|心電図の読み方をわかりやすく解説

本来であれば心臓を収縮させるペースメーカー(司令を出す場所)は右心房にある洞結節という場所から出ていますが、ペースメーカーが洞結節ではなく他の場所からでる場合もあります。ペースメーカーの場所が一定している場合は異所性心房調律、ペースメーカーの場所が一定せず移動している場合は移動性ペースメーカーと呼ばれています。
心電図

hyper acute T waveとは?|心筋梗塞を見逃すな!心電図の特徴など徹底解説!

hyper acute T waveとは心筋梗塞の超急性期にみられる波形変化です。ST上昇が認められる前に心電図上に波形変化として表れます。梗塞部位に一致した誘導に左右対称性のT波増高・先鋭化を認められるのが心電図波形の特徴で心筋虚血が起こってから2分~30分で出現します。
心電図

不整脈源性右室心筋症とは?|イプシロン波が特徴的な心電図波形変化?波形のポイントなどを解説

イプシロン波とはV1~V3誘導のQRS波の後に出現する小振幅波形で、不整脈源性右心室心筋症(ARVC)の特徴的波形変化(ARVCを発症している患者の約30%に認められる)とされている波形です。不整脈源性右室心筋症とは若年者の突然死の原因ともなる疾患の1つで致死的不整脈や心不全が問題となる進行性の心筋症です。
心電図

等頻度房室解離、促進房室接合部調律とは?|心電図波形のポイントや発生機序について解説

等頻度房室解離とはQRS波の間隔は一定ですが、P波の間隔が微妙に変化している波形のことをいいます。電気刺激の流れとしては洞結節の興奮頻度と房室接合部調律の出現頻度がほぼ等しい場合に等頻度房室解離が認められます。促進房室接合部調律とはQRS波がP波を追い越したことによりP波が消失する波形のことをいいます。
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